カーペットの歴史は3000年ほど昔まで遡ります。
日本がまだ縄文時代のころに、ペルシャじゅうたんの生産地として有名な、現在のイラン辺りのパイル織カーペットが発祥とされています。
そのカーペット技法がシルクロードを経て、インドや中国に伝わります。
そして日本に伝来したのは室町時代と言われています。
19世紀末の佐賀で、日本で初めてのじゅうたん『鍋島絨毯』の製造が開始され、その後に大阪、兵庫と日本各地にじゅうたんの産地が広まっていきます。
江戸時代には染め物や織物の技法と組み合わせて、日本独自の美意識を織り交ぜた、美しいじゅうたんが生み出されました。
日本の手織りじゅうたんは、高級品として日本銀行・最高裁判所・皇室・日本大使館などに納品され高く評価されています。