照明の歴史は、中世の時代のフランスから始まりました。
フランスで蝋燭の製造技術が発達し、主に富裕層により使われていました。
この頃の西ヨーロッパでは、ペストの流行や戦乱などにより社会が乱れた状況でした。
夜中の暗い時間帯に、殺人や窃盗が日常茶飯事的に起きていたので、当時の王様が対策として蝋燭を置くことを命じ、これが照明の始まりと言われています。
日本では、奈良時代に蝋燭が伝来しました。
当時は高価で一部の人しか使えませんでしたが、次第に広く使われるようになります。
18世紀頃、西洋でオイルやガスを使ったランプが発明され、幕末には日本にも石油ランプが伝わり普及していきました。
その後白熱電球が発明され、一般家庭でも使われるようになり、オイルやガスを使った照明は徐々に使われなくなっていきます。
1890年頃には、日本でも白熱電球が製造されるようになり普及していきます。